保険適用となる症状や訪問範囲、介護保険との違いなど、比較的多くご質問されるものを取り上げています。

ここに掲載されていない内容でご質問・ご不明点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

 

■Q1/ 訪問リハビリマッサージとは?

国家資格を持ったマッサージ師が、自立で通院・外出が困難な方のご自宅・ご入居施設へ伺い、医師の同意のもと、リハビリマッサージ施術を行うことです。

施術内容は、医師の同意内容に従い、お体の状態・症状に応じてプログラムを組みます。ご利用者様やご家族様のご希望を尊重し、体調に合わせて決定いたしますが、「肩だけ揉んでほしい」など、いわゆる慰安目的の施術は致しません

 

■Q2/ 医療保険とは?介護保険ではないの?

医療保険(後期高齢者保険、老人保健、国民健康保険、社会保険、共済保険など)が適用になります。介護保険を使わないので、現在介護サービスを受けている方も、ご安心してお受けいただけます。また、特定の傷病についての治療ではなく、症状緩和改善目的の施術であるため、医療との併用が可能です。

 

Q3/ 医師の同意とは?

訪問によるリハビリマッサージの施術が必要であることを医師が同意し、書面により同意書を交付することです。同意書の交付にあたっては、ご本人様がお医者様の診察をお受けされる必要がございます。

弊院では、同意書交付に必要な書類を用意しています。お気軽にお問い合わせ下さい。

 

Q4/歩行が困難な方とは?

具体的な距離や時間等明確な定義はありませんが、

一般的に、

「杖や歩行器など道具を使わず、人や建造物に頼らず、一定程度の距離を一人で歩行する事ができない方」

が該当すると言われています。

また、「一律に傷病によらない」と記載があるため、疾病名が必要ではありませんが、

下記は、リハビリマッサージに同意を得た際に記載のある傷病の一例です。

  • 脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血等)後遺症
  • パーキンソン病、パーキンソン症候群
  • 脊髄損傷後遺症
  • 脊柱管狭窄症
  • 変形性脊椎症(頸椎・胸椎・腰椎)
  • 変形性股関節症、同膝関節症
  • 骨折の後遺症
  • 関節リウマチ
  • 廃用性症候群  など...

また、傷病名によらず、下記の様な症状がある方

  • 筋委縮・筋麻痺
  • 関節拘縮
  • 筋力低下  など

その他の症状の方はご相談下さい。

 

■Q5/ かかる費用は?

ご自身の医療保険の負担割合に応じた額がご負担分になります。

一般的には1割、収入により3割ご負担、前期高齢者の方は2割ご負担のケースが多いです。

国民健康保険・社会保険などその他の方は、各種保険組合の定める負担割合です。

具体的な費用は、こちらをご参照ください。 

マル障受給者証(1級又は2級)をお持ちの方は、個人負担額について助成金申請制度を利用できます。

 (注:自治体によりルールが異なります。詳しくはお問い合わせ下さい)

生活保護受給の方は、ご負担はありません。

 

■Q6/ マッサージの時間は?

施術部位数や、マッサージ・変形徒手矯正など施術内容によりますが、1回の訪問あたり約15~25分です。

時間をかけしっかりとリハビリマッサージをご希望される場合は、自費にて施術時間延長にも対応いたします。
お問合せ時や体験マッサージの際に、ご相談ください。

 

■Q7/ どんな効果が得られるの?

リハビリマッサージや変形徒手矯正、関節運動などによって、関節の組織をゆるめ、周囲の筋肉や靭帯の血行を促進し、栄養状態を改善させることで、拘縮した関節や硬直した筋肉の柔軟性を取り戻し、関節の可動域を少しずつ広げていきます。

また、運動療法により日常生活で必要な体の動きやバランスを取り戻すお手伝いをします。

関節や筋肉の状態が改善する事で、起きる・座る・立つ・歩くなど「できること」が増え、ADL(Ability of Daily Life。日常生活動作)や、QOL(Quality of Life。生活の質)の維持・向上につなげていただきます。

 

 

<改善・向上・維持の一例>

  • 関節や筋肉が硬く縮むのを改善、維持、予防
  • 筋力低下の改善、維持、予防
  • 血液・リンパなどの流れ改善
  • 褥瘡(じょくそう。床ずれ)・むくみの改善
  • 疼痛(とうつう。うずくような痛み)の暖和
  • コミュニケーションによる精神的ケア 

また、ご利用者様自身のADL・QOLが改善することで、介護をされるご家族様や介護スタッフの方のご負担軽減にもつながることが期待されます。